片山 立:夢の実現と変容の方法論に基づく起業家の行動原理,日本創造学会第40回研究大会論文集, 40,pp.56-63,2018年9月
- タイトル: 夢の実現と変容の方法論に基づく起業家の行動原理
- 著者: 片山 立
- 誌名: 日本創造学会第40回研究論文集
- 巻: 40
- 開始ページ: 56
- 終了ページ: 63
- 出版年月: 2018/9
- 要旨: 起業家が新しい事業を創造する際に、新規事業の成功確率を高める行動論理としてエフェクチュエーション論理やシリアルイノベータの論理が提案されている。このような起業家の行動論理は、熟達した起業家が新規事業を創出していく過程におけるマインドセットややり方(HOW)に関するヒューリスティックスに焦点をあてている。本論文では、夢の実現と変容のための方法論に基づき、起業家が新しい事業、顧客、市場を創造していく時の志、パートナや顧客を巻き込んで賛同者を増やしていくためのあり方、自分の考え方だけでなく他者の声も受け入れ、自ら人としての器を大きくしていく変容と内省する力などを統合した起業家の行動原理を提案する。さらに起業家の意思決定過程や内や内省の過程を緻密に可視化するため、人の内面に対する多層的な可視化モデルを提案する。